※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
大ヒット「ボーンシリーズ」のスピンオフ作品が『ボーン・レガシー』だ。
まず、マッドデイモンは登場しない(笑)
なので、あくまでもジェイソン・ボーンのキャラクター自体が好きな方は少し物足りないかもしれない。
ただ、今回の主役であるジェレミー・レナーもマッドデイモンに負けず劣らずいい味を出している。
そして、ヒロインであるレイチェルワイズも素晴らしい演技をみせてくれる。
ボーンシリーズと同様、CIAの陰謀系ではあるが、ジェイソンボーンにはない魅力もある。
また、物語の時系列は、『ボーン・スプレマシー』と『ボーン・アルティメイタム』の間になっている。
そして、お馴染みの○○計画が中心となり話が展開される。
今回の○○計画は「アウトカム計画」というものだ。
これは、薬物によって最強の肉体と精神を手に入れ、最強の暗殺者を育成するという計画だ。
この計画の志願者が主役のジェレミー・レナーなのである。
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雪山での訓練
冒頭では雪山での訓練が繰り広げられる。
狼に襲われたり、自然の過酷な訓練だ。
それを卒なくクリアしていくジェレミー・レナー。
特に山登りに凄まじい身体能力をみせる。
ここが後半の伏線となっていく。
作戦中止、その結果・・・
ジェイソンボーンや、パメラの内部告発の為、雲行が怪しくなったCIAは隠ぺいしようとする。
アウトカム計画も当然隠ぺいするのだが、その手法が凄い。
アウトカム計画の志願者の抹殺である。
このシリーズ、CIAが本当にやり過ぎだ(笑)
ジェレミー・レナーが休んでいた山小屋をミサイルでふっ飛ばすのである。
ジェレミー・レナーは機転を利かせ、体に埋め込まれた信号を狼に食べさせ、自分を抹消したのである。
生体学博士レイチェルワイズ
生体学博士役であるレイチェルワイズは、何も知らず国家の為という名目でアウトカム計画に加担していたことになる。
つまり、志願者への薬の投与や肉体改造の手助けである。
薬が必要なジェレミー・レナーが、レイチェルワイズを訪ねてくることで物語が展開されていく。
そして、アウトカム計画に関わったレイチェルワイズも消される運命となったのである。
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ラークス計画
アウトカム計画の中で生き延びているジェレミー・レナーとレイチェルワイズを始末する為に、ラークス計画で作られたLARX-03という暗殺者を送り込むCIA。
もう、CIAは暗殺者をつくり過ぎだ(笑)
また、ラークス計画とは感情を排除した冷徹な人間兵器を作り出す為の計画である。
CIA自体、感情を排除していると思われるが・・・
バイクでのカーチェイス
ラストは、このLARX-03とバイクでのカーアクションを繰り広げる。
バイクに乗ったジェレミー・レナーが、これまたカッコイイ。
アクションも迫力があり、徐々に盛り上がっていく流れとなっている。
最後はすっきりさせず、ボーンのように行方がわからぬまま、2人で暮らしていくというラストだ。
ボーンほど派手なアクションはないかもしれないが、スピンオフとしては良くできたストーリーだと感じた。
【ボーンシリーズまとめ】
▼パート1:ボーン・アイデンティティ
映画「ボーン・アイデンティティー」の感想・ネタバレ(82点)カーチェイスはパリの街並み!車はローバーミニ
▼パート2:ボーン・スプレマシー
映画「ボーン・スプレマシー」の感想・ネタバレ(84点)今後はインドとロシアでカーチェイス
▼パート3:ボーン・アルティメイタム
映画「ボーン・アルティメイタム」の感想・ネタバレ(85点)ニッキーとの新コンビで結末はどうなる?
▼パート4:ボーン・レガシー
映画「ボーン・レガシー」の感想・ネタバレ(80点)ジェレミー・レナーもレイチェルワイズも素晴らしい!
▼パート5:ジェイソン・ボーン
映画「ジェイソン・ボーン」の感想・ネタバレ(79点)最新作は、さすがにネタ切れ?今度は父親の話
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