※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
前作『ボーン・アイデンティティ』から2年後の話となる本作『ボーン・スプレマシー』。
ジェイソンボーンと恋人のマリーは、インドで静かに暮らしていた。
そんなある時、工作員キリルがボーンを狙うのであった。
ボーンはマリーと一緒に車で逃げるが、マリーはライフル銃で撃たれてしまい、車も川に落ちてしまう。
本作の冒頭で、早くもマリーを失ってしまうボーンが気の毒だ。
なぜ静かに暮らしていたのに狙われたのか?
その理由を調べること、そしてマリーの復讐を誓うジェイソンボーンであった。
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簡単なあらすじ
CIAがボーンにマインドコントロールさせて暗殺させた男ネスキー。
ネスキーは議員であり、石油の私物化に反対する立場であった。
そのネスキーをボーンに暗殺させることで、グレツコフの地位は保たれたのである。
グレツコフはペコス石油のCEOなのだが、その石油採掘権獲得にかかった膨大な費用こそ消えたCIAの2000万ドルだったわけである。
そして、その2000万ドルを不正送金したのがCIAのアボットだ。
CIAのアボットがグレツコフと手を組み、莫大なお金を手に入れていたのである。
この手がかりを知る情報屋がいたのだが、アボット・グレツコフ・工作員キリルに始末されてしまう。
そして、その濡れ衣をボーンに着せようとしたのである。
さらに、ボーンも始末して事件解決にしようとしたのだった。
やっと登場!CIAの正義パメラ・ランディ
ここまでのCIAは、かなり冷酷に描かれていた。
上司の命令は絶対であり、ハイテク技術を活かして獲物(ボーン)を追いつめるようなイメージだ。
そんな中、やっと正義キャラが登場する。
パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)という女性のCIAだ。
不正送金された2000万ドルの事件を追い、あと一歩の所で部下を工作員キリルにやられてしまった。
それをボーンの仕業に見せかけるのだが、徐々にボーンの潔白がわかってくるのである。
そして、真相であるアボットの不正送金や、ペコス石油のグレツコフに辿り着くのである。
アボットを追いつめたボーンが、アボットが自供したボイスレコーダーをパメラに渡すことで、CIAの腐敗が明るみにでることになるのだ。
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インドとロシアでのカーチェイス
前作で好評(?)だったカーチェイス。
本作はパワーアップしている。
前半でのインドでのカーチェイスは、インドの喧騒的な街を破壊しながら逃げ回る。
舗装されていない道を砂煙を上げながら繰り広げるカーチェイスは圧巻だ。
そして、ロシアのカーチェイス。
こちらは、何台も車を破壊しながらド迫力のカーチェイスとなっている。
そして、このカーチェイスの最中で、本作の刺客であるキリルを倒すのである。
いつもの様に、警察に追われながら車で逃げるボーン。
しかし、キリルを倒した後、警察はボーンを追わない。
なぜか?
パメラが真相をロシアに伝えていたからである。
なので、カーチェイスが終わった後、ボーンは急いで逃げることもなく静かに歩いていくのであった。
そして、キリルの雇い主であるグレツコフも逮捕される。
ネスキーの娘に会う
ラストで、記憶を取り戻したボーンは、マインドコントロールで始末してしまったネスキーの娘に会いにいく。
ボーンやアボットの工作によって、妻がネスキーを撃ち、その後自殺したことになっている。
事実を知らないネスキーの娘に、本当のことを話すボーンであった。
ボクはてっきり、「やったのはオレだ、気が済むように撃ってくれ」と娘に撃たせるのだと思った(笑)
記憶を取り戻そうとするボーンの旅は、もう少し続くのである。
【ボーンシリーズまとめ】
▼パート1:ボーン・アイデンティティ
映画「ボーン・アイデンティティー」の感想・ネタバレ(82点)カーチェイスはパリの街並み!車はローバーミニ
▼パート2:ボーン・スプレマシー
映画「ボーン・スプレマシー」の感想・ネタバレ(84点)今後はインドとロシアでカーチェイス
▼パート3:ボーン・アルティメイタム
映画「ボーン・アルティメイタム」の感想・ネタバレ(85点)ニッキーとの新コンビで結末はどうなる?
▼パート4:ボーン・レガシー
映画「ボーン・レガシー」の感想・ネタバレ(80点)ジェレミー・レナーもレイチェルワイズも素晴らしい!
▼パート5:ジェイソン・ボーン
映画「ジェイソン・ボーン」の感想・ネタバレ(79点)最新作は、さすがにネタ切れ?今度は父親の話
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