※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。

元CIA工作員である主人公ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)。

CIAだったこともあり仕事と家庭を両立できず、妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と離婚した過去を持つ。

しかし、溺愛している娘キム(マギー・グレイス)の為に誕生会に参加したり頑張るパパなのである。

そんな中、17歳になるキムは友達アマンダと海外旅行(パリ)に行こうとする。

そんな娘を、とにかく心配するブライアン。

元妻のレノーアは「もう子供じゃない」なんていうが、ずっと反対し続ける父ブライアンであった。

キムがどんどん不機嫌になるので、条件付きでブライアンも承諾するのである。

娘キムや元妻レノーアは余裕綽綽(しゃくしゃく)。

しかし、視聴者は知っているのである・・・確実に事件に巻き込まれることを(笑)

 

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速攻で拉致られる娘キム

無事にパリに着いたのだが、現地の男性ピーターに声をかけられ一緒にタクシーでホテルに向かう。

これで2人のホテルの場所を知られてしまう。

ホテルに着いたキムは約束の通り、父ブライアンと電話をする。

「無事着いたよ~」なんて話をしていると、別の部屋で友達のアマンダが男たちに拉致られているではないか!

まさに映画の様な展開!

そして、100%予想を的中させる父ブライアン!

さすが、スターウォーズエピソード1でクワイ=ガン・ジンを演じただけある。

フォースの力で娘が誘拐されることを予測したのだ(笑)

そして、この誘拐シーンが素晴らしい。

友達アマンダが掴まり、驚いているキムを落ち着かせるブライアン。

ホテルに到着したまでの経緯や、出会った人物などを細かく聞いていくのだ。

そして、プロの犯行だと察知したブライアンはこう言う。

「慌てるな」

「寝室へ行って、ベットの下へ隠れろ」

「落ち着いてよく聞くんだ」

さぁ、ここから起死回生のアドバイスをするんだろうな、と思いきや。

お前も捕まる・・・

すげぇぇ~!

この会話の展開は凄すぎる。

光のなさが半端ではない。

落ち着いてよく聞いた結果が「お前も捕まる」という衝撃。

そして、このシーンから一気に話が展開していくのである。

 

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リーアム・ニーソンが強くてかっこいい

録音した犯人の声を分析し、どんな犯罪集団か?リサーチしていくブライアン。

目的は人身売買であり、96時間以内に救出できなかった時の生存率は0%である。

つまり、96時間以内になんとしてもキムを探し出さなければならない。

ここからは、あの手この手を使い、ブライアンが駆け回る。

この人身売買のルートや、工程は非常にリアルで怖い。

こんな感じで行方不明扱いとなり、闇に葬り去られるのか?と思う。

また、現地警察のマフィアとの癒着も臨場感がある。

こうしてブライアンはマフィアと警察を相手しなければならないのだ。

ただ、本作の主人公ブライアンは強すぎる(笑)爽快なほど強い。なので、逆に安心してみられる。

その強さは、相手がかわいそうになるほどだ。

また、駆け引きの展開も面白い。

汚職刑事を脅すシーンでは、躊躇なく刑事の妻を撃つ。

そして、敵に情報を吐かせる尋問なども容赦ない。

ただ、この辺が正直爽快なのだ。

法で裁けない相手を容赦なく痛めつけていく。

心優しいヒーローではなく、娘を守るモンスター化した父親なのだ。

カーチェイスも、格闘アクションも最高!

そして、ラストは爽快!

『誘拐』という思いテーマではあるが、ブライアンなら絶対に大丈夫だろう、という安心感があり、最後まであまりドキドキせずに観られるのである(笑)

 

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