※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
トランスフォーマーの映画化第一弾。スティーヴン・スピルバーグが制作総指揮を務め、監督はイケイケのマイケル・ベイである。
公開前、実は熱狂的なファンからは実写版に否定的な声が多かったのは有名な話。
「あの世界観を作れるのか?」「壊してしまうのではないか?」という意見である。
上映前にオプティマスプライムのデザイン画像が流れた時には、熱狂的なファンが不満を爆発させ、マイケルベイに脅迫の手紙を送ったという噂もある。
それもそうである。なんせ1980年代から愛されている元祖変形ロボットであり、アニメシリーズもずっと続いている世界的なロボット作品だからだ。
ヘタなモノを作ったら、昔からファンだったヘビーユーザーは黙っていないだろう(笑)
しかも、過去にアニメを実写化して失敗した作品は数多くある。(特にドラゴンボールは最悪だ^^)
そんな中、マイケル・ベイ監督は成し遂げてしまった・・・
実写化は絶対に不可能とされていたトランスフォーマーの世界観を見事に再現したのである。
そしていざ公開が始まると、それまで否定的だったファンも納得の映像に拍手喝采であった。
トランスフォーマーシリーズで1番の売りである変形シーンはまさに革命的であり、むしろアニメよりも複雑な描写で驚愕する。
こうして、長年トランスフォーマーを愛したファンも納得の作品となったのであった。
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バンブルビーとサムの出会いが最大の魅力
トランスフォーマーといえば、オプティマスプライム(日本ではコンボイ)が主役だ。
しかし、トランスフォーマー一番の魅力はたくさんのキャラクターである。
敵役のメガトロンもカッコイイし、戦闘機に変形するスタースクリームもカッコイイ。
ただ、人気の面でいえばやはりバンブルビーであろう。
あの黄色いボディと、愛くるしい顔。そして、何とも言えない可愛い性格。
その人気から2018年にはバンブビーが主役のスピンオク作品が上映されたほどである。
そして、シリーズ一作目の本作においてもバンブルビーは大活躍する。
まず、主人公であるサムがファーストコンタクトをとるのがバンブルビーなのだ。
車を欲しがるティーンエイジャーのサムが、中古のカマロを購入することで物語は展開されていく。
サムの父が馴染みの中古車屋へ連れていくのだが、カマロが他の車を壊すシーンは爆笑。
この時点でバンブビーの性格をしっかり表現しているのだ。
オプティマスプライムだったら、別の方法で選ばせるであろう^^
サムの家でのかくれんぼ
オートボット達と、実家にオールスパークの手掛かりをとりに行くサム。
ここで息抜きとしてコメディを入れてくるバランスの良さは流石である。
サムの家では、親に見つからないように、あの大きなロボット達が頑張って隠れようとする。
しかし、犬に吠えられたり、開き直ってしまったり、それぞれの個性が見事に表現されている。
オートボットが頑張って大きな図体を隠そうと努力する様子は、おもわず微笑んでしまう。
迫力の戦闘シーン
そして、注目すべきは大迫力の戦闘シーンだ。
立体道路での戦いはマイケル・ベイ監督のハイセンスぶりが見事に表現されている。
オートボットとディセプティコンが立体的に戦う場面は本当に素晴らしい。
横だけの戦いではなく、この高さを利用した演出には頭が下がる。
批判的だったファンを一発で唸らせるほどの攻撃力があるシーンだと思う。
他にもラストの街中での戦いも凄い。本当に実物のロボットを作って撮影したのでは?と間違えるほどリアルに描かれている。
街中でドンパチ&大爆発というマイケル・ベイの真骨頂が味わえるラストに仕上がっている。
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