※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
前作『ボーン・スプレマシー』で、だいぶ記憶を取り戻してきたジェイソン・ボーン。
信頼できるCIA(パメラ)も登場し、いよいよシリーズも後半戦に突入だ。
CIAアボットの不正の証拠ボイスレコーダーをボーンから渡されたパメラは、それを長官たちに聞かせる。
ボーンは疑いが晴れればよく、CIAが追ってこなければそれ以上の事は望まないのであった。
だからこそ、パメラはボーンを追うのを止めさせようと長官に直訴するのである。
しかし、パメラの上官ノア・ヴォーゼンはボーンを生かしておくのは危険とパメラの意見を却下する。
そんな中、ガーディアン紙のサイモン記者は『ブラックブライアー』という計画の存在を知る。
ブラックブライアーはCIAの中でも極秘内容であり、その情報を嗅ぎ回ることを危険視している。
通話傍受システムである「エシュロン」がブラックブライアーという単語をピックアップし、CIAの動きは活発になるのであった。
そして、このブラックブライアーの情報を誰がサイモンに教えたのか?その情報源を調べることとなる。
ボーンのことも新聞に取り上げているサイモン。
ボーンはサイモンが何か知っていると思い、直接会いにいくことにする。
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ブラックブライアーとは?
『ボーン・アルティメイタム』というより、ボーンシリーズの中核となるのが「ブラックブライアー」という計画だ。
まず、ジェイソン・ボーンは「トレッドストーン」という計画で作られた暗殺者だ。
この計画は、アメリカにとって有害な人物を暗殺する計画である。
その実行犯としてマインドコントロールされたのがジェイソン・ボーンである。
しかし、この計画は中止される。
ボーンが記憶喪失となって見つからないからである。
そして、次に出されたのが「ブラックブライアー」という計画だ。
これは、簡単にいうとCIAが邪魔だと判断した人物を暗殺できるという計画だ。
本来であれば大統領の指示が必要なことを、CIAの独断で出来るようにしようとするものだった。
もちろんボーンもこれに該当するわけである。
しかし、当然この計画は人道的に問題である。
よって、この計画自体は極秘事項だったわけである。
ブラックブライアーの謎に迫るボーン
真の黒幕を暴くため、ボーンはブラックブライアーの秘密を探ろうとする。
サイモンの持っていたものから、スペインのマドリッドに向かうのであった。
そして、ダニエルズという人物が浮かび上がり、ダニエルズの部屋に行くのだが、すでに去っていた。
そんな中、CIAの追手に襲われるボーンであったが、なんとニッキー・パーソンズがCIAを寝返り味方になってくれるのであった。
ダニエルズは「ブラックブライアー」を取り仕切る責任者であったのだ。
そんなダニエルズだが、この人もCIAに始末されるのだ。
もうCIAめちゃくちゃ過ぎる(笑)
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屋根の上のアクション
CIAが送り込んだ暗殺者デッシュ。
デッシュはダニエルズを始末した後、ボーンとニッキーの始末も命令されるのであった。
そして、屋根の上での逃亡アクションが始まるのだが、これが凄い。
屋根の上を走り回り、飛び回り、非常に危険なアクションが堪能できる。
屋根から窓を破って家の中に入るシーンは驚愕だ。
特別研究所で記憶を取り戻すボーン
自分がマインドコントロールされた特別研究所へ向かうボーン。
パメラがこの住所をボーンに教えたのだ。
そして、この研究所にはボーンを暗殺者に洗脳したアルバート・ハーシュ博士がいた。
ここで今までの記憶がどんどん蘇るボーンであった。
ボーンは、愛国心からこの計画に参加したのである。
しかし、それをアルバート・ハーシュ博士や腐敗したCIA長官からいいようにコントロールされていただけだったのである。
※この辺がボーンシリーズの真相となる
ラストは、ボーンがトドメを刺さなかった暗殺者パズが追いかけてくるのだが、お互い人間の心を取り戻し、ボーンは川へ飛び込む。
そして、ブラックブライアー計画はあかるみになり、関わった人物全員が逮捕されることになった。
川へ飛び込んだボーンは行方不明となった。
それをテレビで観てにやけるニッキー。行方不明であれば、当然ボーンは生きているからである。
川へ飛び込んだ後のボーンはしばらく動かなかったのだが、ここがボーンアイデンティティと重なり、何とも言えない充実感を味わうことができる。
【ボーンシリーズまとめ】
▼パート1:ボーン・アイデンティティ
映画「ボーン・アイデンティティー」の感想・ネタバレ(82点)カーチェイスはパリの街並み!車はローバーミニ
▼パート2:ボーン・スプレマシー
映画「ボーン・スプレマシー」の感想・ネタバレ(84点)今後はインドとロシアでカーチェイス
▼パート3:ボーン・アルティメイタム
映画「ボーン・アルティメイタム」の感想・ネタバレ(85点)ニッキーとの新コンビで結末はどうなる?
▼パート4:ボーン・レガシー
映画「ボーン・レガシー」の感想・ネタバレ(80点)ジェレミー・レナーもレイチェルワイズも素晴らしい!
▼パート5:ジェイソン・ボーン
映画「ジェイソン・ボーン」の感想・ネタバレ(79点)最新作は、さすがにネタ切れ?今度は父親の話
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