※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
ジョニー・デップが世に出るきっかけとなったTVドラマのリメイクである『21ジャンプストリート』。
警察官が高校に潜入捜査するという、メインストーリーが土台となっているコメディ作品だ。
成績優秀だが冴えない小太りシュミット(ジョナ・ヒル)と、イケメンで筋肉質だが頭はダメなジェンコ(チャニング・テイタム)。このコンビが活躍するコメディに仕上がっている。
この設定だけでもかなり面白い。
そして、この極上のアイディアをしっかり料理している脚本も見事である。
仕事を忘れて第2の青春を楽しもうとするシュミットが「あるある」を生み出し、そんなシュミットに嫉妬するジェンコに対しても「あるある」を感じさせてくれる。
また、10代の恐れ知らずな危険な発想なども散りばめられており、コメディが中心ではあるが、程よいスリルも味わうことができる。
残念ならが日本での上映はなかったが、動画配信やDVDなどのソフトで楽しむことができるので、興味がある方はぜひ視聴をおすすめする。
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あらすじ
勉強はできるが太っていてモテないシュミット。
逆に、勉強はできないがルックスは良くマッチョなジェンコ。
この2人が偶然的に同じ警察学校に入り、協力しながら卒業し、無事警察官になるのであった。
しかし、イメージしたような仕事ではなく、公園の見回りという地味な仕事であった。
そんなある日、公園でドラッグの売人をみつけドタバタしながらも逮捕するのであった。
しかし、ミランダ警告を言い忘れてしまい、売人はスグに釈放されてしまうののだった。
とんでもない失敗をしてしまった2人は「21ジャンプストリート」にあるボロボロの警察署に左遷されるのである。
高校での潜入捜査
2人が童顔であることから、高校の潜入捜査をすることになる。(それほど童顔でもない所が面白い^^)
危険な合法ドラッグを取り締まる為である。
その製造者や、売人を見つけ出すことが任務であった。
意外と早く売人は見つかるのだが、怪しまれない為にそのドラッグを使う2人。
このドラッグでぶっ飛ぶシーンが非常に面白い。
また、製造者が実は高校の教師であったり、サスペンス的にも結構面白くなっている。
そして、冒頭の公園で捕まえた売人がつながっていたり、伏線の回収も見事である。
恐らくドラッグ的な展開となるためビデオスルーにしたのだと思うが、それほど強烈なシーンもなく、コメディ的にもわかりやすい作りとなっている。
さらに、ジョニーデップがカメオ出演しており、話題性も十分だったことを考えると、上映しなかったのは非常に残念である。
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