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※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。

シリーズの完結編としてプレッシャーがある中、最高の演出で幕を閉じられたのではないだろうか?

というのは、エピソード3はすでに「バッドエンディング」が確定している物語である。

アナキンがダースベイダーになる最終的な動機が描かれるわけで、そんな暗いゴールであっても映画史に残る衝撃的なラストが心を打つ。

 

エピソード3の見事な冒頭シーン

冒頭からスリリングな戦闘シーンを楽しむことができる。

パルパティーンを救出する為に、師匠であるオビ=ワン・ケノービと一緒にドゥークー伯爵と戦う。

ここの描き方が見事で、アナキンとオビワンの絆の見せ方が絶妙。

エピソード2くらいまでは師匠と弟子的な関係が、エピソード3の冒頭では強い絆で結ばれた兄弟という関係性が伝わってくるのだ。

この2人が最後に戦うなんて、なんて運命のいたずらなのか・・・

 

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グリーヴァス将軍の計算し尽くされた演出

冒頭で登場するグリーヴァス将軍。

外見はロボットだが、元々は人間である。

咳をゴホゴホという演出は見事で、ロボットと人間の中間であることを表現している。

これが、どんな効果があるのか?

それは、アナキンがダースベイターとなる準備を観客の無意識部分に刷り込んでいるのだ。

 

アナキンが可哀想すぎる・・・

スターウォーズはダースベイダーの物語である。

つまりアナキンの人生の縮図なのだ。

ダークサイドに堕ちる過程は色々あるが、エピソード3ではジェダイの欠点も描かれている点が素晴らしい。

ジェダイはもちろん正義を表現しているのだが、極端な規律や考え方があるのだ。

こうしたジェダイの問題点をわかりやすく描くことで、創造と破壊をうまく繋げている。

「だからエピソード4では、そういう展開になるのね」という極力矛盾のないように話が勧められているのだ。

 

ラストの壮絶な戦いは映画史に残る名場面

ダークサイドに堕ちたアナキンは、暴走を止めにきたオビワンと戦うことに。

この戦いの場所(ムスタファー)が凄まじい。

火山の惑星であり、辺り一面はマグマ。

緊張感のあるバトルシーンに手に汗握る。

2人の心情、特にオビワンを思うと泣けてくる。

最終的にずっと受けてを選んだオビワンが、一瞬のスキをついてアナキンの両足を切断する。

一瞬の駆け引きで戦いは終わったのだ。

両足を失ったアナキンは、マグマに焼かれながらジェダイへの憎しみを唱える。

そこへオビワンが最後のメッセージ
「お前を弟だと思っていた、愛していたのに・・・」

そういうと、ライトセーバーを拾い、焼けるアナキンを直視できずその場を離れる。

 

ダースベイダーの誕生

かろうじて助かったアナキンは、両足の切断と左手の切断、そして全身火傷の状態だ。

その治療の結果が、あのサイボーク的な身体となったのである

ダースベイダーの仮面を取り付けられ「コー、ホー」の呼吸をした瞬間から「スターウォーズ」が始まるのだ。

ジョージ・ルーカスが28年間もかけて作り続けた神話は、こうして終わり、そしてここから始まるである。

まだ家庭用ビデオデッキもなかった頃に開始したこのシリーズ。

映像の進歩はもちろんのこと、宇宙と政治というテーマを細部にこだり作り上げたのは、まったくもって見事である。

何十年も人気が衰えないのは、この作品をみれば納得である。

 

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