※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
本作『バットマンビギンズ』はダークナイトを観る前に観ておきたい作品である。
『バットマンビギンズ』を観る前にダークナイトを観てしまうとダークナイトの面白さは半減する。
これは実際にボクが経験している失敗だ(笑)
どうしても『ダークナイト』の評判が優先してしまい、『バットマンビギンズ』を観る前にダークナイトを観てしまった。
もちろんダークナイトを先に観ても楽しめるようになっているが、やはり前提知識として『バットマンビギンズ』を観た方が絶対によい。
ということで、ダークナイトを観る前に『バットマンビギンズ』から先に観るようにしよう!
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バットマンの戦う動機がわかる
ダークナイトを先に観てしまうとバットマンの戦う動機がわからず感情移入がなかなか出来ない。
「なぜこれほど戦うのか?しかも匿名で?」という疑問がバットマンビギンズから見ればスッと入ってくるのである。
また、「なぜバットマンはこんなに強いの?」という疑問もわかる。
なるほど、渡辺謙に鍛えられていたのか(笑)
そして、なぜゴッサムシティに執着するのか?もビギンズではしっかり描かれている。
犯罪をなくしたいという動機は、両親の影響が非常に大きいのだ。
また、父の会社のことなどがわかり、アルフレッド(マイケル・ケイン)やルーシャス(モーガン・フリーマン)がなぜ協力的なのか?も、しっかり描かれているのだ。
ブルースの苦悩がよく描かれている
不正・腐敗によって治安が乱れるゴッサムシティ。
その犠牲者となったのが、ゴッサムの為に尽力したブルースの両親であった。
しかし、両親を殺害した犯人はマフィアのボスによって簡単に釈放されるのである。
そうった不条理を経験し、ブルースは世界を回り、犯罪者の気持ちを理解するよう修行するのであった。
そして出会ったのが渡辺謙率いる「影の同盟」だ。
忍者スタイルの武術をマスターし、腐敗を粛清できるくらいの力を手に入れた。
しかし、「影の同盟」のやり方についていけず、結局は謀反を起こすのである。
こうして、圧倒的な力と、何があっても自分の芯を曲げない信念を手に入れるのであった。
ラストのジョーカーの暗示は鳥肌
ラストシーンでトランプのジョーカーが表示されるのだが、実はこれ続編を意識させるものではなく監督の遊び心だったようだ。
ただ、ファンにはたまらない演出であり、その後に公開される「ダークナイト」へと見事に続いていく。
『ダークナイト』では、本作の内容や登場キャラクターも引き継がれるので、必ず『バットマンビギンズ』を見てからダークナイトに進むようにしよう!
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