※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
最近「MARVEL」のTシャツを着た人をよく見かける。
デザインもカッコイイし、昔流行ったプロレスの「nWo」Tシャツのようなムーブメントだ。
そんなブランド力も高い『マーベル・シネマティック・ユニバース』。
いま最も勢いのあるエンターテイメントブランドであろう。
『アベンジャーズ』は、そんなマーベル・シネマティック・ユニバースの1つシリーズであり、世界の興業収入もタイタニックを抜き、アバターに迫る勢いだ。
まず、アベンジャーズはマーベル・シネマティック・ユニバースの主要キャラが登場する物語だ。
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アイアンマン
ハルク
マイティ・ソー
キャプテン・アメリカ
ホークアイ
ブラック・ウィドウ
この6名がアベンジャーズである。
そして、このアベンジャーズを束ねる組織が国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D. 」。
その長官がニック・フューリー大佐である。
そして、今作悪役である「ロキ」
こうしたヒーローが1つの映画に集結するのだから面白くないはずがない。
それぞれが相乗効果を生み出し、迫力のある極上のアクションエンターテイメントに仕上がっている。
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マイティ・ソーとロキの兄弟ケンカが主軸
それぞれのヒーローが登場するので、話が複雑そうにみえるが、全然そんなことはない。
ヒーロー各自の背景など知らなくても十分楽しめる。
基本的には神々の世界から来たマイティ・ソーと、その弟であるロキの争いだ。
単品作品「マイティ・ソー」で、ロキは異空間に飛ばされ、そこで宇宙人チタウリと手を組み地球侵略を目指すのだ。
そんなロキの暴走を止める為に、結成されたのが「アベンジャーズ」である。
最初はみんな自己中心的でバラバラだったが、次第に信頼しあい、チームプレイに目覚めていくのが中心的な話。
物語は子供でもわかる内容だが、とにかく迫力ある映像に度胆を抜かれる。
ハルクのスパイス
この映画、ハルクの使い方が絶妙だ。
後半のハルクが暴れまわるシーンは爽快そのもの。
また、絶妙なタイミングで仲間を助けたり、ハルクをみているだけで日頃のストレスもふっ飛ぶ。
ハルクに変身する前のブルース・バナー(マーク・ラファロ)の演技力も素晴らしく、ハルクになってしまうことへの葛藤などが良く描かれている。
アイアンマンのアクションは絶品
アイアンマンであるトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はアベンジャーズの中心的な人物だ。
お金持ち・発明家・慈善家、わかりやすいヒーロー像であり、最も人気があるキャラクターだ。
スタークがアイアンマンとなる為のスーツを着たり、脱いだりするシーンは見事だ。
CGもここまできたら、現実との違いはない。
そして、空中戦にめっぽう強いアイアンマンのアクションシーンは、スピード感もあって圧巻である。
大人も楽しめるストーリー
この様に、アクションが中心に展開される『アベンジャーズ』だが、政治的なメッセージ性も強く、大人も楽しめるように配慮している。
核問題やアベンジャーズを兵器とみる問題点もあり、ヒーロー達とシールド委員会との関係性などもまだまだ溝がある状態だ。
ラストではアベンジャーズを称える声と、非難する声もあり、単なるヒーロー物という枠に入らない点も人気の秘密であろう。
映像だけなら100点の映画であり、「映画もここまで来たか?」と誰もが驚くこと間違いない作品なのである。
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