※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。

トランスフォーマーシリーズのスピンオフとして、初めてのサイドストーリーが「バンブルビー」である。

バンブルビーは、トランスフォーマーの主人公であるオプティマスプライムの右腕的な存在だ。

そして、特徴的な黄色いボディとかわいらしいルックスから、不動の人気を誇るのである。

ボクの息子も幼稚園からトランスフォーマーのファンだが、やはりバンブルビーが1番のお気に入りである。

クリスマスのプレゼントも、毎回バンブルビーのおもちゃだった(笑)

それほど主役級に人気のあるバンブルビーが、いよいよ映画となれば観に行かなければならない。

 

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バンブルビーのあらすじと感想

まず冒頭でサイバトロン星の戦いが始まる。

オートボットVSディセプティコンの全面戦争だ。

これが凄い!

完全な実写化に成功しているし、ど迫力の戦闘シーンによって強烈に引き込まれる。

数百、数千体のロボットがそれぞれ戦う場面は圧巻だ。

この冒頭シーンだけでもチケット代の価値はある。

ずっと観ていたいほど、サイバトロン星の戦いは見ごたえがある。

ただ、やはりかなりの労力が必要なのか、この戦いは10分くらいで終わってしまう。

サイバトロンのみで、2時間の映画を作ったら凄い作品になりそうだ(笑)

 

そして、戦いはディセプティコンが有利になり、オートボット達がそれぞれ別の惑星に逃げていくことになる。

そして、バンブルビーが逃れた先が地球なのだ。

ほとぼりが冷めるまで、地球に待機し、時期をみて機会をうかがうことにしたのである。

よって、1作目のトランスフォーマーの20年前の話ということになる。

 

ここからは地球での話になるため、バンブルビーや、敵のディセプティコン以外はそれほどCGが入ってこない。

ただ、バンブルビーはCGとは思えないほどリアルで不自然さは一切ない。

ヒロインのチャーリーとバンブルビーの掛け合いは、特にCGクサさもなく違和感がない。

お互いが本当に演技をしているように感じる。

 

このヒロインのチャーリーとバンブルビーの友情物語なのだが、話もわかりやすく、一緒にみていた小学1年生の息子も物語を理解していた。

その背景には、登場人物を最小限に抑える工夫や、強烈なキャラ設定など、ターゲットである子供もすぐに理解できるように配慮されているのだと思う。

敵のディセプティコンも基本的には2体しかでてこない。

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この2体のディセプティコンがバンブルビーを探し、オートボットの壊滅を目指すのが全体的な流れになる。

 

バンブルビーの名前の由来と声がでなくなった理由

バンブルビーの本名(?)は「B-127」である。

オプティマスプライムも冒頭では「B-127」と呼んでいる。

実はバンブルビーという名前は、ヒロインであるチャーリーが付けたのだ。

声が出せなくなったバンブルビーに対して、名前を決めるところからコミュニケーションをはじめたチャーリーのアイディアだったのだ。

また、なぜ声が出なくなったのか?も、この作品で判明する。

それは、敵のディセプティコンである「シャッター」に喉を破壊されたのだ。

「オートボットも喉を破壊されると、声がでなくなるかぁ~」と、一つ勉強になるのである(笑)

 

バトルシーンは少ない

トランスフォーマーといえば、やはり大迫力のバトルシーンが最大の魅力だ。

しかし、今回のバンブルビーはバトルシーンが少ない。

冒頭とラストのみである。

中盤は人間ドラマに徹していて、バトルを楽しみたい人は物足りなさを感じるかもしれない。

中盤でもっとバトルがあった方が、バランスが良かったと思う。

ただ、バトルを抑えてヒロインであるチャーリーとの絆を描くことで、これまでにはない感動が生まれたのも事実だ。

息子も観終わった後「感動した」と言っていた。

今回の作品は、オートボットと人間の絆が一層深く描かれた作品なのである。

ストーリーも非常にわかりやすく、子供と一緒に観ることをおすすめしたい映画だ。

 

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