※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
1973年のイギリス映画のリメイクとして、ニコラスケイジが大暴れする作品だ。
「大暴れ」というのは、ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞だからである。
まぁ、どうでしょうね。
ボクはそれほど「酷い」とは感じませんでしたが、全体的に飽きやすい展開かなと思う。
1973年版が傑作らしく、その反動もあり評価は低いようだ。
勝手にハードルも上がってしまうからね。
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ウィッカーマンの内容とは?
ニコラスケイジが元カノに「元カノの娘」のことで相談されるところから物語がスタート。
最終的にこの「元カノの娘」というのがニコラスケイジの娘ということなのですが、その娘が「ある島」で行方不明になってしまったという相談だった。
警官であるニコラスケイジは、娘を助けるべく「ある島」=サマーズアイル島という孤島に向かうのだった。
しかし、なんと島民はカルト集団だった・・・というのが流れだ。
異様な風習があったり、古い儀式などがあり、ニコラスケイジはある疑問を持つようになる。
それは、収穫祭のときに生贄にされるのが自分の娘じゃないか?という疑問だ。
この収穫祭で使われる巨大なデク人形。この中に生贄を入れ火を付けて収穫を祈るという、おぞましい祭りなのだ。
娘が生贄になるという予感は的中し、当然助けに向かう。
しかし、結局は娘も島民とグルで、ニコラスケイジをおびきよせる役だった、という衝撃的なエンディングをむかえるのだ。
2006年版は、なぜ失敗だったのか?
1973年版を観ていないのでなんとも言えないが、恐らく世界観をうまく演出できなかったのだと思う。
ただでさえ宗教的なテーマなので現代的にも扱いが難しいのであろう。
古代宗教を信仰している島民を、あの手この手を使って奇妙に描く必要がある。
そこにホラー&サスペンスの要素が中心となるはずだが、このリメイク版では少しコメディ的な要素も入っているので、どっぷり世界観に浸かれないのである。
圧倒的にホラーとして描く方がよかったのかもしれない。
これを書いている時点で、内容をほとんど思いだせないので、よほど飽きてしまっていたのだろう^^
しかし、こうして文字で要点だけを見てみると、題材的にはかなり面白い内容である。
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