※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
高校の卒業イベントで訪れた遊園地。
主人公のウェンディ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が友達とジェットコースターに乗ろうとするとデジャブ(予知夢)を見る。
なんと、ジェットコースターが脱線し、乗っている全員が亡くなってしまうのだ。
途中まで乗りかけたウェンディであったが、ギリギリの所で発車前に降りることができた。
その時の影響で他の10人の仲間も降りることになる。
しかし、前に並んでいたウェンディの彼氏や、他の同級生グループが乗っているジェットコースターは発車してしまう。
すると、ウェンディの予知夢の通り脱線してしまうであった。
乗っていた全員は亡くなり、最悪の卒業イベントとなってしまうのであった。
スポンサーリンク
降りた10人も狙われる
運よくジェットコースターから降りた10人であったが、なんとその後も悪夢は続く。
日焼けサロンに行き、マシンが閉じてしまう演出は痛々しい。
マシンの中の温度がどんどん上がり、焼け焦げていくである。
そして、それが次のシーンでは棺桶となっている。見事な演出である。
一つ小さなスイッチが押され、そこからどんどん大きなモノが発動していく。
まるで、ピタゴラスイッチのようなシステムは見物だ。
遊園地で撮った写真がヒントになっているのに、まったく止めることが出来ない様子も運命的で考えさせられる。
ターゲットにされたら、もう止められないのだ。
ただ、そんな中でもパンクの男性キャラが解決方法を見つける。
それは、順番を変えることで助かるという可能性だ。
悪魔(?)が決めた順番が変われば、すべての作用には反作用が働くという法則によって、回避できるというものである。
しかし、ラストはそんな法則は通用せず、バッドエンディングとなる。
冒頭の夜の遊園地の雰囲気がゾクゾクする
夜の遊園地は雰囲気があって良い。
来園者を怖がらせるモンスターのキャラクターや、様々なモノがライトアップされていて綺麗だ。
そして、夜の闇を切り裂くジェットコースターのネオンも堪らない。
そして、この作品はジェットコースターの脱線事故を凄まじい技術で再現している。
乗車している人が吹き飛ぶシーンはハラハラしてしまう。
どうやって撮影をしたのか?非常に興味深い作品である。
サスペンス的な要素は薄いので、ホラーとして楽しむ映画だ。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドがとにかく可愛い!
こういったホラー的な作品には可愛いヒロインが必要だ。
その点、『ファイナルデッドコースター』は素晴らしいヒロインをキャスティングしてくれた。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドは特徴的な大きな瞳が魅力だ。
私生活では2010年にライリー・スターンズと結婚したが、2017年に離婚している。
また、本作『ファイナルデッドコースター』や、『10 クローバーフィールド・レーン』など恐怖系の作品に多く出演していることから「スクリーム・クイーン」呼ばれることもある。
映画「10 クローバーフィールド・レーン」の感想・ネタバレ(85点)ハワード本当はいいヤツ説
スポンサーリンク