※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。

赤い帽子にダッフルコートを着たクマがポスターとなっており、当然ファミリー向けの映画となっている。

主人公のパディントンは南米の森の中で静かに暮らしていたが、大地震が発生するのであった。

住まいがなくなってしまったパディントンは、40年前に来たイギリス人探検家の言葉を思い出し、ロンドンに向かうことにする。

顔や、名前も知らずに飛び出たパディントンであったが、ロンドンに着いても誰からも相手にされず途方に暮れていた。

クマが普通に列車に乗っているこの辺りで笑えれば、最後まで楽しめるはずだ(笑)

知り合いが一人もいない異国の地で、最初に声をかけてくれたのがブラウン一家。

主人のヘンリーはあまりよく思っていない印象だが、母親のメアリーはとても親切。

このメアリーによって、ブラウン一家のお世話になるのであった。

 

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悪役ニコール・キッドマン

本作の魅力は悪役であるミリセントであろう。

自然史博物館で働いており、色々な動物を剥製にするのが生きがいである。

そして、そのターゲットとなるのがパディントンなのだ。

そして、このミリセント役を担当したのがニコール・キッドマン。

物語の中でミッション・インポッシブルのパロディなどもあり、この辺のキツイジョークは思わずにニヤついてしまう。

また、パディントンがずっと探していた探検家の家を発見するのだが、実はその探検家の娘がミリセントだったのだ。

探検家はパディントンが住んでいた南米にて、クマを捕獲して剥製にする任務があったのだが、それを拒んだので地理学者協会から追放されてしまったのだ。

その結果、慎ましい生活をすることになり、娘であるミリセントはクマに深い憎しみを持つようになってしまったのだ。

 

リスク管理にうるさいヘンリー

ブラウン一家の父親ヘンリーは、最初パディントンをやっかむ。

母親のメアリーとは対照的だ。

しかし、リスク管理の仕事をしているので、それもしょうがない(笑)

子供たちがパディントンの真似事をするリスクなどをしっかり計算しているのである。

しかし、最初は冷酷にみえるヘンリーも最後はパディントンのために活躍する。

このように、父親をラストに活躍させるのはファミリー映画として満点だ。

ユニークや、家族愛、また動物保護など、子供と一緒に考えらえる作品となっていて素晴らしい。

また、うっとりするほど綺麗なロンドンの街並みも必見である。

 

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