※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
コメディ・アクション・スパイ様々な要素が高水準で展開されるストーリーはお見事!
上映時間も111分と丁度良い!
2時間以内でこれだけ濃密な映像体験ができれば、それはもう「観て良かった」と大満足するはずだ。
まず、上記のポスタージャケットを見てほしい。このシリアスっぽさの中の悪戯が最高だ。
主人公よし!ヒロインよし!悪役よし!
これぞ娯楽映画!
重い映画を観た後は、スカッと爽快な『ゲットスマート』を観るのがおすすめだ(笑)。
スポンサーリンク
あらすじと感想
簡単にいうと、国際犯罪組織カオスと、アメリカ秘密諜報機関コントロールの戦いだ。
主人公マックスウェル・スマート(スティーヴ・カレル)は事務的な内勤が多く、いつかは現場のエージェントとして活躍したいと願っていた。
以前はめちゃくちゃ太っていたので、それが原因だと思い、ダイエットにも成功した。
そんな中、コントロールの本部がカオスに襲撃されてしまう。
そこで、コントロールに所属するエージェントの個人情報が盗まれてしまい、任務中のエージェントがどんどん消されてしまう。
そして、整形をしたばかりのエージェント99(アン・ハサウェイ)と、ダイエットに成功し別人となったマックスがカオスを追うのであった。
ここまでの流れも非常に面白く、緊張感のあるスパイとタイミング良く緩ませるコメディのバランスが最高だ。
マックスがコントロール本部へ向かう為の厳重な扉の数々。これはもう笑わずにはいられない。無駄に厳重なのだ(笑)。
こういった冒頭シーンから、「この映画はこういったシーンが満載ですよ」という世界観を出してくれるのは、本当にありがたい。
期待値がどんどん高まるからである。
そして、その期待値を見事に越えるように、後半にかけてどんどん盛り上がっていくのだから凄い。
あらすじの続きだが、コントロール本部が襲撃した後はエージェント99とコンビを組み、スパイ活動を行っていく。
マックスウェルの無邪気な性格と、一生懸命仕事をする姿勢に惹かれていくエージェント99。
最終的にはラブストーリーに発展するが、アクションも見どころの一つだ。
小型機と車のカーチェイスは迫力満点。
また、ザ・ロックが悪役のボスだったというお決まりの展開も心地よい。
スパイ映画などに慣れている方は、最初の段階でロックが犯人ということに気づくと思うが、そのヒントが結構散りばめられていて、そのあたりの見応えもある。
スリリングなアクションと、レベルの高いコメディ、そしてアン・ハサウェイのセクシーシーンなど、全米興行収入が初登場1位を記録したのも納得だ。
スポンサーリンク