※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。

トムクルーズの爽快なアクションが見応えある『ナイト&デイ』。

テンポも良く、わかりやすいストーリー展開で時間が過ぎるのも早い。

キャメロンディアスとの絡みも最高だ。

知らないうちに事件にどんどん引き込まれ、何が本当のことなのかわからなくなっていくヒロインの感覚や戸惑いも、疑似体験できる作りで素晴らしい。

そして、オムレツを作ってくれたり、妹の結婚式に参加できるように配慮したり、やっぱりいいやつだったトム・クルーズ。

実家に行ってみれば、人を救うナイスガイだと両親に語られる。

笑顔も爽やか、優しい、気配りができる、そして頭が良くて強い。

そんなヒーローが主人公のトム・クルーズだ。

いや!

ちょっと待て!

わかりやすく、爽快な映画だから騙されるぞ(笑)

まず、トム・クルーズ・・・

同僚のCIA殺しまくりじゃん。

って言うか、人殺しまくりじゃん。

(戦いを楽しんでいるような演出)

 

子供の頃、泳ぎが得意で、友達を救った、とか全然入ってこない・・・

という突っ込みはご法度(笑)

この映画は、とにかく目に映るアクションとコメディを楽しめばよいのだ。

永久電池が武器商人にわたるより、最小の被害で対処した方がよいことを、あの先を読む頭脳で計算したのだ(笑)

 

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ナイト&デイの感想とあらすじ

 

ミステリアスな前半の演技と、キャメロンディアスが戻ってくる後半の演技は素晴らしい。

ミステリアスな感じをしっかり視聴者にも表現するトム・クルーズはやっぱり凄い。

 

冒頭の飛行機のシーンは必見だ。

濡れ衣を着せられたトム・クルーズが飛行機に乗り込むと、なんと全員敵(トムから見たら)。

何も知らないキャメロンディアスはトイレに向かう。

と、同時に敵の攻撃がはじまり、飛行機の中はどんちゃん騒ぎに。

トムのキレッキレのアクションによって、なんとパイロットまで死んでしまった。

キャメロンがトイレから戻ると、あの爽やかな笑みでトムが出来事を説明する。

このシーンは最高だ。

シリアスなアクション後のコメディという、絶妙な緩急にセンスを感じる。

「ここからは、こういった展開がどんどん続きますよ~」という監督のリードが見事。

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中心的な物語の展開は、トムが永久電池(ゼファー)と開発者のサイモンを守る役目だったが、仲間に裏切られ追われる立場となってしまった。という話。

そして、キャメロンディアスを巻き込みながら、はちゃめちゃなアクションが展開されていくのである。

 

ただ、トムがあえて悪者になったり、消防士を銃で撃って昇格させたり、ストーリー的な見どころも多い。

中盤で、敵である武器商人と取引するシーンなどは「なぜ?」と視聴者も思うことだろう。

永久電池を守ったのは、やっぱり金の為だったのか?とトムに猜疑心を刷り込んでおく。

しかし、キャメロンへの疑いを晴らすためであったり、そのことによって妹の結婚式に参加できたり、主人公の魅力が最大限に演出されるイベントだったのである。

人間にも「裏」「表」がある人は多い。

しかし、今回の主人公の「裏」の顔が、とにかく爽やかなのである。

そこに引き込まれ、見事なアクションと融合し、キャメロンのコメディ感が見事にフィットする。

完璧なバランスだ。

また、後半の未完成だった永久電池が都合よく爆発するシーンはコメディの極みである。

CIAと契約していては両親と再会できないトムに対して、その夢を叶える為にキャメロンが誘拐するラストシーンも素晴らしい。

前半にトムがキャメロンの為にやったこと(薬を飲ませるなど)を、逆の立場で再現しているのである。

重いサスペンス映画の後にみると、スカッと爽快な気分を味わうことができるであろう作品だ。

 

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