※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。

ジム・キャリーとキャメロン・ディアスの出世作「マスク」。

平凡で冴えない銀行員スタンリー・イプキス(ジム・キャリー)が、ある日、川で奇妙なマスクを見つけてしまう。

そのマスクを家に持ち帰り、ふざけて被ると、さぁ大変!

超人的なパワーというか、能力が備わり、本性も引き出され、欲のままに行動してしまうのであった。

日頃からうるさい大家を懲らしめ、騙した修理工場にも仕返し、日頃のうっぷんを晴らしていくのだった。

そんなある日、ヒロインのティナ(キャメロン・ディアス)は銀行強盗を企む恋人のマフィアの為に、スタンリーが務める銀行へ偵察に訪れた。

ティナに一目惚れしてしまったスタンリーは、マスクを被って銀行強盗を手助けしてしまうのであった。

そんなマスクを愛してしまうティナ、しかし、本当の自分とマスクの自分に葛藤してしまうスタンリーであった。

 

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ジム・キャリーの顔芸が満載

この映画はジム・キャリーの顔芸がたくさん出てくる。

マスクに変身すると、目や口だけの演技になるのだが、これが凄い。

また、マスクに変身していない時も顔芸は満載であり、常に細かい表情で視聴者を楽しませてくれる。

よくこんな顔の変化ができるものだと、思わず感心してしまうだろう。

目玉が飛び出したり、SFXも多々使われているが、生の顔芸は本当に見物である。

 

犬のマイロちゃんが大活躍

スタンリーが飼っている犬のマイロちゃんも終始大活躍だ。

中でも、スタンリーが逮捕されたときに、外にいたマイロちゃんにジャンプさせる。

何度ジャンプしても入れないマイロちゃんが可愛い(笑)

そして、ラストでは何とマイロちゃんがマスクに変身してしまう。

凶暴になり、敵をやっつけるのだが、スタンリーには従う所がまた可愛いのである(笑)

 

新人だったキャメロン・ディアス

(当時21歳のキャメロン・ディアス)

マスクが公開された時は、まだ新人だったキャメロン・ディアス。

しかし、この映画のヒットで大ブレークを果たす。

そして、コメディも出来る実力派女優として不動の地位を確立するのである。

特にマスクから4年後に公開された「メリーに首ったけ」では、1億ドルを超える大ヒットとなりスター女優となった。

 

頭を空っぽにして観るコメディ

ぶっちゃけ、このマスクという作品から受ける影響はほとんどない。

人生哲学を描いているわけでもなく、ドラマ性もない。

しかし、元気がないときに頭を空っぽにして観れば必ず元気を取り戻せるはずだ。

そして、悩んでいるのがバカらしくなるほど、この映画もいい意味でバカらしいのである(笑)

制作側は「これでもか!」という程、色々な仕掛けを使って笑わせようとしてくれる。

そんな制作者の想いに感謝しながら観たいコメディ映画だ。

 

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