※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
この作品はバーフバリシリーズのpart2で、「バーフバリ 伝説誕生」の続編です。
滝の下で育ったバーフバリは、滝の上の世界に出ると自分の正体がマヒシュマティ王国の王子であることを知り、蛮族カーラケーヤとの勝利を収めたのち、正式に次期国王に内定したのでした。
ここまでが、前作の概要です。
そして、王としての更なる知見を得るため旅に出たバーフバリは、旅先でクンタラ王国の王族デーヴァセーナに出会い一目惚れをします。
そのことがまさか、王位継承争いに敗れたバラーラデーヴァが謀略を巡らすきっかけとなり、マヒシュマティ王国の命運を揺るがす大事件に発展しようとは…
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インド人もびっくり!
なんだか、舌を噛みそうな名前のオンパレードですね(汗)
だが、しかし、前作の大ヒットに続き、インドの興行収入第一位を記録するなど各方面から大絶賛を受けた珠玉の大活劇ロマンでなんですよ。
私が人生で初めて食べた、インドカレー屋の看板に書いてあった「インド人もびっくり!」の殺し文句に匹敵するほどの衝撃を受けた映画です。
私は基本的に、人と人との交流を描いたり、人の内面を掘り下げるような映画が好みなんです。なので、普通はアクション的要素が多い映画を観にわざわざ映画館に足を運びません。
でも、この映画は素晴らしかったです!
改めて、映画には歌と踊りが大切な要素だと実感し、その圧倒的な迫力にスクリーンに釘付けになりました。
迫力といえば、戦闘シーンも圧巻で、スローなカットを多用することにより、いっそう絵になる演出をしていたと思います。
全てにおいて、とにかくスケールが大きい、他の方のレビューを借りるなら満漢全席を食べたようなお腹いっぱいの満足感です!(ちなみに、満漢全席を食べたことがないのは内緒ですよ)
この映画の魅力は、これだけに収まりません。
バーフバリは王位と妻デーヴァセーナのどちらかの選択を迫られるのですが、何の躊躇いもなく妻を選びます。
こういったバーフバリの人としての魅力や包容力、そして、妻や側近との美しくも悲しい人間ドラマこそ、この作品を単なるアクション映画ではなく、一つ上のステージに導いているのだと思います。
僭越ながら、点数をつけさせていただくとすれば、95点はいきますね。
この映画を観たら、故水野晴郎さんもきっとこう言ったことでしょう!「いや~映画ってホントに良いもんですね!」と。
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