※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
犬好きや、何度も犬を飼っていた人が観ると涙腺が崩壊してしまう映画だ。
小さい頃、飼っていた犬が脱走してしまった方や、老衰で犬が死んでしまった時、大きな悲しみを経験したはずだ。
しかし、もし別の犬として生まれ変わって来てくれたら?
自分と、その犬にしかわからないクセや特技を披露してくれたら?
それを、50年間の主人公と犬の絆を描いたところがポイントである。
主人公が小さかった頃、苦楽を共にした仲だからこそ、50年後の再開はとんでもない感動を呼び起こすのだ。
動物好きはもちろん、動物を飼ったことがない人が観ても楽しめる作品である。
そして、もし何かの出来事によってペットと別れてしまった子供がいたら、ぜひみせて欲しい映画でもある。
ペットを失った悲しみは、きっと癒えるはずだ。
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あらすじと感想
何度か生まれかわりを経験する主役犬のベイリー。
ある時、イーサンという少年に助けてもらい「この人とずっと一緒にいたい、幸せにしたい」と願うようになる。
こういった、犬側の視点も表現され、犬の気持ちがスムーズに伝わるような作りになっている。
イーサンの恋のきっかけとなったり、一緒に遊んだり、固い絆で結ばれていくベイリーとイーサン。
そんな中、イーサンのアメフト仲間の嫌がらせで家が火事になってしまう。
2階から避難しようと飛び降りたイーサンだったが、足に重傷を負ってしまう。
アメフト選手になる夢も諦めなければならず、自暴自棄となり恋人とも別れてしまう。
そして、悲しみの中、ベイリーも寿命を迎えてしまうのだった。
この様に、イーサンとは悲しい別れとなってしまい、イーサンを幸せになるという願いが叶えられなかったベイリー。
そんな中、ベイリーはまた生まれ変わる。
次は警察犬として活躍するのだ。
しかし、ある時事件を追っていると犯人に撃たれしまう。
そして、次は女子大生の元へ生まれ変わる。
この様な感じで、オムニバス風に生まれ変わるので、飽きずに物語は展開されていく。
また、飼い主が変わっていく中で、それぞれドラマがあるのでショートムービーを観ているようでもある。
感動の再開
そして、何度も生まれ変わった結果、再度イーサンの元へ帰ってくるのである。
しかし、容姿も変わっているので、最初はイーサンに気づいてもらえない。
施設に預けられそうにもなる。
しかし、イーサンが子供の頃仕込んだ特技などを披露することで、イーサンもベイリーの生まれ変わりであることに最後は気づく。
そして、その昔の恋人だったハンナと結ばれるのであった。
犬が好きで、子供の頃から飼い続け、別れも出会いも多く経験している人は確実にボロ泣きすると思われる。
また、子供と一緒に観るのも良い映画だと思う。
ただ、生まれ変わりというテーマから、輪廻転生など少しスピリチュアルな思想になる可能性もあるので注意は必要だ。
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