※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。

政府陰謀系のサスペンス映画『ザ・シューター』。

政府が超一流のスナイパーを騙して、陰謀のために犯人に仕立て上げようとしたが、そのスナイパーが予想のはるか上を行っていたという話。

そして、その超一流のスナイパーが主人公であるボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)。

射撃の腕はもちろん、サバイバル術にも長けていて、壊滅的な被害を受けるが瞬く間に復活し敵を追い詰めていく。

敵をどんどん倒していく展開は爽快。

しかし、終始緊迫感のあるストーリーで、あっという間の2時間を過ごすことができる映画である。

 

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あらすじと感想

主人公スワガーは、友人で海兵隊仲間でもあるドニーと秘密潜入作戦に従事していた。

超一流スナイパーであるスワガーは、予定通り敵を射撃する任務を遂行するが、聞いていた情報とは違う状況によってドニーを失ってしまう。

土壇場で軍の本部と連絡が取れなくなってしまったことから、軍に対して不信感を抱き除隊する。

しかしその3年後、ジョンソンという大佐がスワガーのもとを訪ねてくる。

近々大統領の演説があり、暗殺計画が発覚したというのだ。

そこで、超一流スナイパーの目線で、護衛の脆弱性を指摘してほしいというのだ。

一時は軍を離れたスワガーであったが、ジョンソン大佐の「愛国心」というキーワードによって考えが変わり、この仕事に携わる決断をするのであった。

大統領演説の当日、情報の通り狙撃されてしまう。

しかし、狙撃されたのは大統領ではなく隣にいた大司教であった。

そして、なんとスワガーも撃たれてしまうのだ。

ここから、怒涛の「なぜ?」が押し寄せてくる。

スワガーと同じように、「なぜだ?」という臨場感が観ている方も伝わってくるのである。

そして、ここから真相を暴きながら復讐に燃えるスワガーになるのである。

 

傷の手当てをしてから強すぎるスワガー

近距離で撃たれたスワガーであったが、得意のサバイバル術により、なんとか回復に向かう。

撃たれた直後は犯人にされたりピンチが続くが、傷の手当を終えると復讐に燃える怖いスワガーになっていく。

敵は雇われ兵士でも問答無用。

得意の射撃でどんどん倒していく。

そして、どんどん真相に迫っていくのである。

 

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犯人の動機は?

真犯人は大物上院議員のミーチャム。

ミーチャムはアフリカでの油田開発を企み、反発する村民を虐殺していた。

それを告訴しようとしていたのが大司教だ。

その大司教の口封じをするために、大統領暗殺をもとに、スワガーを犯人に仕立て上げる計画を行ったわけである。

つまり、3年前の任務はミーチャムの計画を手助けするものだったのである。

 

ラストは爽快

政府を動かすミーチャムの陰謀というこで、関わる人物がすべて消されてしまう。

だからこそスワガーは証拠(レコーダー)を自らの手で破棄してしまう。

また、ミーチャムは証拠不十分であり、逮捕することもできない。

万一逮捕できたとしてもすぐに釈放されてしまうだろう。

では、どうすればよいのか?

暗殺してしまえば解決する。

そして、スワガーは復讐を兼ねた暗殺を開始するのであった・・・

手こずる様子もなく、躊躇する様子もなく、淡々と進めるスワガーが爽快である。

 

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