※この記事には作品の感想(ネタバレ)が書かれておりますのでご注意ください。
当時爆発的な人気があったウッチャンナンチャンが主演の映画であり、CMもガンガン流し話題となった『七人のおたく』。
タイトルも非常に良く、それぞれの個性が何の説明もなく入ってくるようになっている。
中でもカンフーおたくであるウッチャンのアクションは見応えアリ。
結構危険なアクションシーンも多く、ウッチャンの体を張った演技が堪能できる。
ナンチャンのミリタリーおたくというキャラも合っていて、スムーズにストーリーに入っていける。
そして、中でも光り輝いているのが山口智子である。
むさ苦しい男性おたくや、敵役である漁業軍団がひしめく中、山口智子のキラキラ感といったら女神的だ(笑)
そして、意外なことに本作が映画デビュー作であり、この後はドラマに引っ張りだこの人気女優となるのである。
ストーリーは非常にシンプルで、正直それほど面白くないが、後に有名になる俳優・女優を多数輩出した実は歴史的な映画なのである。
スポンサーリンク
目次
バブルカムブラザーズの主題歌も良い!
そして、忘れてはならないのがバブルカムブラザーズの主題歌『JUST BEGUN』。
大ヒット『WON’T BE LONG』のようなブラックミュージック風となっており、現代の音楽シーンでは聞けないようなスタイルで素晴らしい。
そして、映画のコンセプトにも合っていて、当時のバブル期を思い出すのである(笑)
あらすじ
ミリタリーおたくである星(ナンチャン)が、ある時、自宅アパートの2階から赤ちゃんを奪い去る男(中尾彬)を目撃する。
2階に住んでいたのはティナという某国の女性。
そして、その元夫が高松一(中尾彬)であり、密漁をうまく行い集落の親分的存在となっているのだった。
ティナは高松と結婚し、子供である喜一を産んだが、高松の暴力に耐えられなくなり子供を連れて逃げ出していたのだった。
この一連の事件を目撃していたナンチャンが、色々なおたくを集めて、ティナの子供を救出するというストーリーである。
キャストが豪華
本作はとにかくキャストが豪華だ。
ウッチャン
ナンチャン
江口洋介
山口智子
益岡徹
武田真治
浅野麻衣子
上記が主人公グループの七人である。
また、江口洋介はMacおたくであり、当時1992年からMacを登場させている脚本家のセンスが素晴らしい(笑)
そしてフィギュアおたくの丹波(益岡)は、敵役である高松のグループであったのが途中で主人公グループに寝返る。
それにより一応は正体を隠していることになっている。
この時に着用しているマスクが七色仮面であり、CMなどでも強力な印象を与えている。
21世紀少年の「ともだち」も、もしかしたらこの映画にインスピレーションを受けた可能性がある(笑)
スポンサーリンク